読書会の記録
数年前からやっている〈マルクス入門読書会〉で隅田聡一郎『国家に抗するマルクス:「政治の他律性」について』(堀之内出版, 2023)を読み終えたので、その記録を残す。この読書会は、日本中世史を研究している友人とふたりで行っている会で、マルクス主義…
書籍:イーゴリ・エヴラームピエフ『ロシア哲学史:〈絶対者〉と〈人格の生〉の相克』下里俊行・坂庭淳史・渡辺圭・小俣智史・齋須直人訳(水声社, 2022)。本の詳しい情報については水声社さんのサイトで確認できる。 時期:2022年10月27日から隔週で開催(…
この記事は、2020年5月から続けているホワイトヘッド『過程と実在』読書会の記録である。テクストは基本的に Process and Reality: Corrected edition, Ed. David Ray Griffin and Donald W. Sherburne, The Free Press, 1979 を使用し、適宜『過程と実在』…
2021年7月2日から10月2日にかけて全9回でおこなった米虫正巳『自然の哲学史』(講談社選書メチエ)読書会のメモです。特に後半の、現代においていかなる自然哲学が可能なのか、という問いのもとに紹介されるシモンドンとドゥルーズの哲学は勉強になった。 プ…
開催中・開催予定も含めて私が主宰する読書会の案内です。適宜更新されます。参加希望の方は、以下のリンク(三浦のresearchmap)の「連絡先」にあるE-mailアドレスまでお願いします。 researchmap.jp [開催中・募集終了] 米虫正己『自然の哲学史』読書会 哲…
以前、当ブログの「ライプニッツ『形而上学叙説』研究会」の成果と訳」の中で公開していたテクスト情報が少し古くなっていたので、情報を追加・修正して以下に公開します。主に『形而上学叙説』を中心とした情報になっていますが、ライプニッツに興味ある方…
はじめに 2017年1月頃から、中期ライプニッツの主要な著作として有名な『形而上学叙説』の研究会をオンライン(現在は google ハングアウト)で行っている。基本的には、ライプニッツを専門としない人や、さらには哲学を専門としない人に向けた会として行っ…