わたくしごと註解

17-18世紀の西洋哲学および生命思想史を研究しています。執筆者については「このブログについて」をご覧ください。

風邪をひきやすいあなたのことを思い出します

今日はものすごく暑いですね。蒸し暑い。この季節になると、いつもならゆずの「いつか」を大声で歌って体を温めているのですが、どうにもこう暑いと動きたくありません。「少しずつ街の風も冷たくなってきたから 風邪をひきやすいあなたのことが気になります」という歌詞も、なんだか変な感じになってしまいます。それでも、朝昼夜と気温の変化が激しいので風邪をひく可能性は十分にありますもんね。だから気になってはいるのです。

なんでしょう。こうして、あの人は風邪をひきやすかったなぁとか、あの人は全然風邪をひかなかったなぁとか思い出してみると、風邪のひきやすさというのは、その人のちょっとした特徴でもあるように思います。笑顔が素敵だったとか、歩くのが遅かったとか、ぼんやりしていたとか、そういうことの中に、風邪をひきやすかったというのもあるというわけです。

だからあなたを思い出すということは、同時に風邪をひきやすい人を思い出すことでもあります。この季節に風邪を思い浮かべればあなただし、あなたを思い浮かべれば風邪なのです。これだけ聞くと、あなたをあたかも風邪の菌のように取り扱っているようですが、そうではないのです。ただ、僕の中であなたは風邪をひきやすい人間で、風邪をひいてないかと少し心配したというか、思い出したというか、つらい思いをしていないといいなということです。

 

風邪をひいていたら早く治りますように。

風邪をひいていなければ、風邪をひきませんように。