わたくしごと註解

17-18世紀の西洋哲学および生命思想史を研究しています。執筆者については「このブログについて」をご覧ください。

2016-10-09から1日間の記事一覧

ニキビと因果

先月、とある演劇を見に行った。「怪談」という題名がつけられたその演劇は、真景累ヶ淵、牡丹灯篭、そして番町皿屋敷を原案に、ある落語家が物語の世界にひきづりこまれていくという不思議な物語であった。いくつも印象的な演出があったが、その中の一つに…

意識とモナドに関する覚書

昨日、研究室の先輩に頂いた質問についてしばらく考えていた。その質問は、私が理解した限りでは「意識とモナド(の表象)は区別されるのか」ということである。その場では変な答えをしてしまったように思うし、実はとても重要な問題をはらんでいるような気…